ここ数日、新聞紙上を賑わしているサービス残業問題。しかし、サービス残業が発覚し、公表されるのは氷山の一角に過ぎません。このような記事は、いつ見ても空しくなってしまいます。

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今回は、厚生労働省HPより詳細を抜粋してお届けします。厚生労働省は、平成17年4月から平成18年3月までの1年間に、全国の労働基準監督署が割増賃金の支払について労働基準法違反として是正を指導した事案のうち、1企業当たり100万円以上の割増賃金が支払われた事案の状況を取りまとめました。

割増賃金の是正支払の状況ですが、是正企業数は1,524企業、対象労働者数は167,958人、支払われた割増賃金の合計額は232億9,500万円でした。

企業平均では1,529万円、労働者平均では14万円。そのうち、1企業当たり1,000万円以上の割増賃金の支払が行われた事案をみると、是正企業数は239企業(全体の19,2%)、対象労働者数は106,790人(全体の63,6%)、支払われた割増賃金の合計額は196億1,494万円(全体の84,2%)。企業平均では6,695万円、労働者平均では18万円。

業種別の状況では、企業数では商業、対象労働者数及び支払われた割増賃金額では製造業が最も多くなっています。ちなみに、1企業での最高支払額は、22億9,700万円だそうです

と、このように明らかになっているのは氷山の一角であり、ほとんどの労働者は泣き寝入りをしているというのが現在でしょう。しかし、ここ最近では、労働者の権利意識も高まる傾向が強く、また、過労死や過剰労働対する法の判断は厳しくなってきており、企業側は、単なる労働時間の管理だけでなく、労働環境全体の評価や管理責任など、いわゆる労務管理全てにおいて高いものが求められるようになってきているような気がします。