年金支給漏れと並んで大きく報道されているのがコムスンの件。折口会長も各番組に出演して叩かれまくってますが、司会者の中には介護業界の実態を知らずに言いたい放題の人もおり、私は何だか複雑な心境です。

「利用者と従業員の処遇をどうするのか。」ということなのですが、この問題は今に始まったことでも何でもなく、むしろ今回のコムスンの騒動で、世間一般に知れ渡ることになり、個人的にはこれは逆にいいことなのではないかとも思っています。
結論から言えば、今の介護保険制度では、どうにもならなくなってしまっているのです。抜本的に制度の見直しを行わない限り、介護難民が増えるばかりでしょうし、最悪の労働条件で働かなければならない労働者の処遇も変わらないと思います。
もちろん、コムスンの不正申請は許されるべきではないのですが、これも今の制度の悪さからくる歪みの表れだと思います。
また、労働条件が悪いのはコムスンだけではなく、介護業界全体に同じことが言え、報道を見ているとコムスンだけが最悪の労働条件で働かせてたと勘違いする人もいるかもしれません。これも介護保険制度を見直さなければどうにもならないと思います。
介護業界全体の社会的価値を上げる必要があるのですが、年金の支給漏れ問題で大慌ての自民党は少しは分かっているのでしょうか?問題は年金だけではありません。
何故、社会保険労務士の私がこんなことを書いているのかというと、以前より「介護施設の人事労務ナビ」というサイトを運営したり、「5分で押さえる介護施設の人事労務」というメールマガジンを配信しており、部分的にではありますが介護業界を垣間見ています。
今回の騒動で、介護業界を取り巻く問題が浮き彫りになり、世間一般の方々が知るキッカケになればと願っています。(多分、介護の現場では同じことを思っている人が沢山いるはずですから。)
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